股関節の症状でお悩みの方

よくある症状

足の付け根が痛い

股関節について

股関節は骨盤と下肢をつなぐ関節です。(いわゆる足のつけ根です)

寛骨臼と大腿骨頭からなる球関節で、球形であるため自由な関節運動が可能となります。膝関節と同様にヒトの生活動作において体重がかかる荷重関節です。

代表的な病気

変形性股関節症

股関節痛の原因で最も多い病気です。関節の動きを滑らかにするため骨の表面には軟骨がありますが、何らかの原因で軟骨の損傷が進行すると、軟骨がすり減り関節内に炎症が引き起こされ、痛みや、関節の変形をきたします。

初期の変形性股関節症

進行期の変形性股関節症

臼蓋形成不全

臼蓋形成不全とは骨盤側の臼蓋のくぼみの形成が不十分で浅いため、大腿骨頭を十分にカバーできない関節のこと言います。関節をカバーする範囲が少ないため関節に過度な負荷がかかることで痛みを生じ、関節の変形が速く進んでしまいます。日本人では男性の約2%、女性の約2〜7%が臼蓋形成不全であると報告があります。

大腿骨頭壊死症

大腿骨頭への血流障害に伴い、骨頭の一部分が壊死してしまう病気です。 原因としてアルコールを多飲する方、ステロイドを使用している、または過去に使用していた方、股関節周辺を怪我や骨折をした方に多いと言われていますが、原因がわからない特発性大腿骨頭壊死症がほとんどです。

変形性股関節症では動作に伴い痛みを自覚することが多いですが、大腿骨頭壊死症の場合は夜間や安静時にも疼くような痛みが出ることがあります。

関節リウマチ

血液中に自身の身体を攻撃する自己抗体が産生され、関節破壊が進む病気です。痛みや腫れなどの症状は、指など小さな関節から気づくことが多いですが、病状が進行すると股関節や膝関節にも症状が出てきます。近年、薬物療法の進歩によって、症状の進行を遅らせることが可能となっていますが、病状が進んでしまい、関節破壊に至った関節に対しては人工関節手術の適応となります。現在リウマチ治療中の方で、関節痛にお悩みであればかかりつけの医師へ相談し一度検査を受けてみてください。

HIP-SPINE SYNDROME

ヒップ スパイン シンドローム
ヒップは股関節、スパインは脊椎のことを言います。 股関節と脊椎(特に腰椎)との関係は密接に関わっています。 長年腰痛があったが、検査をすると股関節に異常があった、またはその逆であった。ということが多くみられます。 股関節と腰椎は連動しており、腰椎(または股関節)の変形に伴い動きが悪くなると、他方の動きも連動して悪くなることが問題になります。 そのため股関節の手術をする上で腰椎の動きを見ることはとても大事です。当院では術前に腰椎の動きを見るために腰椎の検査も行なっています。

当院でおこなっている
治療法

保存療法

保存療法とは手術をせずに症状を緩和する治療法です。 体重コントロール、杖歩行、運動療法(関節可動域訓練、筋力訓練)、薬物療法などがあります。

人工股関節置換術(THA)
MIS対応 Mako対応

関節手術をする上で重要なのは手術後の痛みを軽減すること、入院日数を短くすること、退院後も本来の関節に近い動きができることです。そのためには手術時に関節周囲の筋肉や靭帯への侵襲を少なくすること(MIS)、人工関節の正確な設置を行うことが重要です。
※MIS治療対応医師:友田医師
当院のMISテクニックでは仰臥位による前方アプローチ法を採用しており、股関節周囲の筋肉と靭帯(坐骨大腿靭帯、腸骨大腿靭帯の一部)を温存した人工関節手術が可能です。また手術支援ロボティックアームMakoを使用することにより、個々の患者さんに適した位置へ人工関節設置が可能となります。 (患者さんによってはMakoが使用できない場合や、他のアプローチ方法を勧める場合もあります、担当医師の診察の結果をお聞きください。)

手術支援ロボティックアームMakoについての説明はこちらからご参照下さい